卒業研究

2年次には、それまでに学んだことを基礎として、それぞれがテーマを設定して研究に取り組み、さらに発展的に学習を深めていきます。課題を分析し、解決方法を考え、それを実現するための実験や製作を行います。最後に、その成果を実演を交えて発表します。単なるプログラミングの実習ではなく、自分で発想し、自分で調べ、自分で問題を解決して、成果を発表するという研究の一連の作業を通して、技術者として必要な能力を実践的に鍛えていきます。
情報サービス業の企業では、コミュニケーション能力をとても重用視します。お客様からの要望を正確に理解し、自分の考えを分かり易く説明し、納得してもらうことが必要となるからです。この卒業研究の中で、担当教員への報告、相談、グループ内でのディスカッション、更に全員が3回のプレゼンテーションを行うことにより、自分のコミュニケーション能力にも自信がついていきます。

卒業研究の紹介
害獣被害対策支援システムにおけるビジネスモデルの確立(SAさん・長野南高校卒、男性)
iBeaconを用いた入山管理と緊急時の救助支援システムの開発
(YKさん・長野商業高校卒、女性)

IoT,人工知能及びドローンなど,最先端のICT技術を活用した様々な社会システムの提案と開発を行っています.また,これらを使った新しいビジネスモデルの提案も併せて行っています.

リアルタイム・省メモリな異常信号検知システム(HTさん・長野西高校卒、女性)

心電図から不整脈を検出するなど,生体信号や画像から異常部分を検出する人工知能(AI)とそれを構築するための機械学習についてを研究しています。

マイクロマウス・ロボトレース競技会用自立型ロボットの開発(TSさん・長野西高校卒、男性、DYさん・南安曇農業高校卒、男性)

迷路探索を行うマイクロマウスや、ラインの曲率や直線距離などを記憶して、ライントレースを行う自立型ロボットを製作しています。画像処理などを取り入れた自律走行に関する研究を行っています。

センサデータを活用したWebアプリケーションの開発(KKさん・上田千曲高校卒、男性)

シングルボードコンピュータや各種センサを組み合わせ、機械学習を用いて画像から物体検出を行い、学生食堂の混雑状況をブラウザから確認できるWebアプリケーションなどを開発しています。

樹種ごとの特徴表現が可能なCGテクスチャジェネレータ(MIさん、駒ヶ根工業高校卒、男性)

CGのテクスチャマッピングに用いるリアルな木目模様を合成するため、自然の樹木の年輪の特徴を解析し、数式で再現することができる技術を開発しています。

お年寄り見守りシステムの開発(MAさん・長野工業高校卒、男性)

お年寄りの生活の様子を見守るために、人感センサーや温湿度センサーで異常を検知したらスマートフォンに通知したり、部屋の温湿度をスマートフォンで確認できるシステムを開発しています。